今回は社内文化について触れたいと思います。

会社の文化を表すものとしてビジョン、ミッション、クレド、バリューと目的に応じて様々存在すると思いますが、これらを正確に把握し、行動レベルまで落とし込みができている企業はどのくらいあるでしょうか。「有名無実」になっていることが多いのではと思っています。会社概要につらつらと書いてあるアレです。皆さんの会社はいかがですか?

ちなみに当社に存在するのは会社のテーマとなるビジョンと、働く価値観を定義したバリューの2つです。正直これ以上は覚えられないですし、行動に移せませんので当社ではシンプルにこの2つとしています。

私は勤めた会社がいずれも社内文化に恵まれた環境であり、ビジョンや価値観そのものが拠り所になるのを身を持って経験しています。特にベンチャー企業ほど、成長と多様性がセットのようなもので、会社が向かう方向性に合わせて働く仲間と価値観を常に確認し合うということが基本ですが重要なのだと思っています。

さて、ここから当社の話になりますが、スタッフと話をしていると最近「ビズッっぽい」という言葉をよく耳にします。これを聞くたびに私は何とも言えない喜びの感情が沸き立ちます。会社の価値観に共感してくれているという安堵と同時に、文化や哲学が「その人のもの」に消化されていると感じるからです。

バリューは全部で5つあるのですが、特に「No.1よりOnly1でいよう」という価値観を強く推奨しています。そして、この考えは「競い合いではなく、学びあい」でもあるというメッセージも込められています。自分にしかできないことを極め、人の役に立つ。これは私の原体験からくるものでもあり、何より、人の役に立てるということ以上に働くモチベーションになることはありません。

特にこれからの時代はすべてにおいて多様性が基本の時代となります。同じルールの中で競争していても、ルールは常に変化します。人と同じことをしていても競争になるだけで、個性を磨かずしてOnly1にはなれません。そしてその個性を愛すことが大事だと思います。

ちなみに、Only1の仕事の見つけ方ですが、シンプルに「好き×得意」な領域を探すことです。当社のスタッフにはこの二軸で平均点が高い仕事をしてもらうようにしています。なので、入社してから結構な頻度でジョブチェンジをさせています。昔から「好きこそものの上手なれ」と言いますが、やはりその仕事をしたいかというのは当たり前ですが、働く上で大事なことです。

最近知った言葉に、日本パラリンピック委員会委員長 河合純一さんの「ミックスジュースではなく、フルーツポンチを目指す」という多様性を見事に表した言葉があります。共生社会とは『個性や違いを均一に混ぜるミックスジュースではなく、個性や食感、味わいを生かすフルーツポンチを目指すべき』としてパラリンピックの多様性を見事に表しています。

社内の価値観も同様に、このようにかみ砕くと伝わりやすいのかもしれません。なので、これからはフルーツポンチを多用しようと思います笑。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
では、また次回のブログでお会いしましょう。

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新井 学@BizLinks|ほぼフルリモート経営

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