ビジネスにおいて最も重要なのは『相手との信頼関係を構築すること』だと思っています。
今回は「7つの習慣」において提唱されている”信頼残高”を引用して書いていきたいと思います。
ビジネスパーソンであれば信頼関係の構築は取引先、仕入れ先、社内と利害関係者とのコミュニケーションで非常に重要な役割を果たしていると理解されていることと思います。
信頼とは文字通り「相手を信じて頼ることができる関係性」を指します。
ビジネスは一人で大きなことはできないので、必ず相手がいて双方向のコミュニケーションの元に成り立っています。
ということは、信頼関係を築けないと大きな仕事やそのようなチャンスも巡ってこないということになり得ますので致命的ですよね。
失うのは簡単だが作るのは難しい。
「残高」と例えるように信頼はお金(預金)と同様な考え方ができます。
失う行為は気づくと無意識にやってしまっていることも多く、増やす行為は労力と時間がかかり積み上げていくものなので、できれば労力をかけずに相手と信頼関係を構築していきたいですよね。
以下は僕の考える主な残高減少要因2つです。
ビジネスにおいてはこの点において特に信頼残高が減ると感じています。
- ①時間(納期)を守らない
- ②同じミスを繰り返す
①時間(納期)を守らない
特に時間を守らない人はビジネスの機会損失をすることとなります。
当社はすべてオンライン上でのコミュニケーションをしているのですが、営業をこちらが受ける場合、ZOOMであっても連絡なしに遅れてくる方とはお会いしません。
サービスを聞く以前から”相手を信頼する”という気持ちでなくなるため、取引になることがないと知っているからです。
時間厳守するということがいかに当たり前で大事かということですね。
相手の時間を大切にすることも勿論ですが、一度でも時間を守らないと今後のやり取りにおいても”時間を守らない人”というラベリングをされてしまいます。
時間同様に納期や期限も同様です。
タスクや作業は全て納期が決まっており、報告・連絡・相談を行い他者と進めます。
そこに来て「進んでいません」「失念していました」では、相手へ期待したこと自体が無駄になります。
そうなるなら他の方にお願いしたいとなるのが普通でしょう。
時間もそうですが”小さな約束を守る”という事はビジネスにおいては”基本のき”であり非常にシビアです。
ちなみに当社は社内でこの考えを徹底しており、例えこちらが営業する立場であっても取引先を信頼できなければお断りしています。小さな約束が守れない相手と大きなビジネスになり得ませんからね。
②同じミスを繰り返す
次にミスに対する考え方です。まず作業ミスやケアレスミスは誰にでも起こり得ます。
問題はそのミスを繰り返してしまうかどうかです。
同じことを繰り返すということはチェックと修正が働いていないことになります。
業務の効率化や精度向上がなければビジネスにおいては致命的です。
依頼側からすれば、何回も同じことを指示すること自体効率性が悪いです。
そうならないために、先回りして相手の立場に立った行動や計画を立てましょう。
当社ではオンラインアシスタントサービスを提供しているのですが、もちろんこのようなミスの繰り返しをしないようメンバー間の意識の統一と仕組み化の徹底をしています。
その上で最も大事なのは”他責にしない”という考え方を持つことです。
この考えは非常に重要で、全て要因は自分にありという精神です。
他責思考では、うまくいかない要因を自分ごとと捉えず、外部要因や前提条件に探します。
このような思考では自己問題解決力が高くなることはまずありません。
参考までに信頼残高を増やす方法もお伝えしておきます。
- ①相手の「〇〇」を優先する
- ②事前の準備
①相手の〇〇を優先する
取引先
相手の「問題解決」を優先
自社サービスばかりアピールして顧客の問題解決を置き去りにしていないか?
ビジネスパートナー
相手の「メリット」を優先
win-win の関係になっているか?相手の立場に立っているか?
社内
相手の「成長や成果」を優先
利他の精神の上に社内メンバー、上司、部下と協力関係にあるか?
②事前の準備
こちらも”基本のき”となりますが、取引先との商談、面接、社内ミーティング全てにおいて言えますが事前にしっかりと準備をしているということが相手への信頼残高を上げる大きな要因となります。
営業で言えば事前準備が全てと言っても過言ではありませんし、採用面接でもサイトやブログを読み込み、事前にどれだけ調査に時間をかけられたかということは企業側にもしっかり伝わる為、信頼獲得できます。
準備をするということはビジネスにおいて相手に伝わりますし、自分自身も相手を知るということで興味を持ってもらいやすくなります。
残高減少の要因にも言えることですが、基本的な事をしっかりやるということが大切です。
繰り返しになりますが、ビジネスにおいてはいかに信頼されるかということが成功への近道です。
サービスや製品が良くても何か相手のことを信頼できないという時、皆さんが営業であれば商談後になかなか採用されないという時など、自己分析を兼ねて振り返ってみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。
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