はじめに

月に一度、自らのインプットの振り返りとして、読書記録を残していきたいと思います。今回はその第一弾です。

情報収集は専らネットや動画が中心となりましたが、ブログでのアウトプットを前提として、毎月本を数冊厳選し書評として書き残していきたいと思います。

今回は数冊読んだ中から2冊ピックアップしてみます。

1冊目:プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる

著者:尾原和啓
出版社:幻冬舎(2021/7/28)

モノが行き渡り、品質や価格面では競争優位性を出せない時代。顧客とプロセスの共有、なぜやるのか(Why)、哲学を通じで本質的な顧客やファンを作ることができるかが鍵のようです。本書ではこれを見事に「共犯関係」という言葉で言い表しています。この言葉がプロセスエコノミーの定義としては自分として一番しっくりきました。

本書で定義しているプロセスエコノミーの要素とは、抜粋すると以下が重要だとされています。

  • ①マイクロインタレスト(偏愛)
  • ②コミットメント(信頼)
  • ③弱さの自己開示(応援)

私としては、新たな発見があったのは「③弱さの自己開示」です。

昨今のインフルエンサーやクリエイターを見ていると、この要素が大いにあると思っています。勇気がいることですが、失敗や弱さを自ら語れる人になることで応援の声が集まります。

主にBtoCビジネスに寄っている内容でしたが、我々のようなBtoBビジネスにも取り入れられる要素は大きかったです。特に当社のような発展途上のベンチャー企業ではチャレンジと失敗がつきものです。

これから情報発信を行っていく上で、成功体験だけではなく、偏愛や弱さといった会社の成長していく過程も共有し、応募者や支援するクライアントと良い意味で共犯関係を築けたらと思います。

2冊目:タクシードライバーぐるぐる日記

著者:内田正治
出版社:フォレスト出版(2021/9/18)

書店でジャケ買いした本です。ノウハウ本ばかりだと読書自体も飽きてしまいますからね。
実際にタクシードライバーだった方が書かれた50歳から15年間の観察記です。

内容は日々の奮闘記そのもの。本を読んでいるというより1本の映画を見せられているような感覚で一気に読み終えることができました。普段タクシーを利用させていただく機会も多いのですが、今まで知らなかったドライバーさんの日常生活を垣間見ることができます。

タクシー乗車時に、少し気になったことがあっても心が大きくなります 笑。タクシーを利用する方は一度見てみると、「自分が嫌な客になっていないか」分かると思います。

本書を通じて感じたことは、人生半ばで挫折を味わっても、考え方を切り替えれば人生やっていけるということ。一人の人生を通じて働くこととは何か、人生とは何かを教えられる本です。

最後に

私にとって読書とは、習慣化できそうでなかなかできない敷居の高いものでした。ブログや情報発信の手段として取り入れることで、今後は継続的に続けていきたいと思います。
ビジネス書や専門書だけに偏らないように、様々なジャンルのものを選んでみようと思います。

年末年始にかけて読みかけの本も数冊あるので、次月にはもう少しレベルをあげた内容にしていけたらと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。

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新井 学@BizLinks|ほぼフルリモート経営

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