4月に入り何かと忙しくしている中ではありますが、インプットは一定量欠かさず行いたいと思っています。
偉そうなこと言っていますが、なかなか習慣化が定着しないのが読書です。

正直申しますと、本来読み進めたかったテーマの本が今の自分にはどうしても入ってこずに、そちらは“積読”とし、断念しました。また年末にでもトライしたいと思います。

本を選定していると、面白いことにその時に自分に合うか合わないかがはっきりわかります。
「等身大の自分を知る」という意味で本と向き合うという行為は良いことなのかもしれません。

今回選定した本は“マーケティング”が共通項です。
一つは実用書(入門書)的な本と、もう一つは完全にジャケ買いをしたミステリー長編小説です。

1冊目:非クリエイターのためのクリエイティブ課題解決術

著者:齋藤太郎
出版社:東洋経済新報社 (2022/1/28)

まず、タイトルがキャッチーで共感です。筆者は電通の営業を経てクリエイティブディレクターとなった方で、所謂デザイン系のクリエイティブ職ではありません。

ビジネスモデルを理解し、課題の抽象度を上げること。即ち「どんな依頼もなんとかする」ということがこの本のタイトル回収だと感じました。

  • ・質問力とは興味を持つこと
  • ・図を描く
  • ・絶対評価のバーを持つ
  • ・ユーザーにとことん憑依する
  • ・1年の10大ニュースを振り返る

このあたりが私のインプットメモとして残っています。
本のタイトルから少し難しい印象を受けますが、この本は若手や新卒社員の時にこそ読むべき本ではないかと思います。

最後に、本文から引用となりますが、この言葉が本書では印象的でした。
「悲観的に考えて、楽観的に行動する」

シンプルですが、事業をする上での鉄則です。
最悪の事態を把握した上で大胆な戦略をとりたいものです。

2冊目:殺し屋のマーケティング

著者:三浦 崇典
出版社:ポプラ社 (2017/11/9)

もうまず、本のジャケットがカッコイイですよね笑。
先日ちょっと変わったコンセプトの書店に立ち寄った際、思わず衝動買いしました。
扱うテーマがセンセーショナルなだけに、どんなストーリーなのかも気になります。

内容としてはビジネス書ではなく“女子大生の主人公が殺し屋の会社を運営する“というなかなかな長編小説であります。ここではあらすじは割愛(Amazonをご覧ください)

“営業も広告もPRもできない殺しをどう売るか?”がテーマの本作。

少しだけマーケティングのメソッドが織り交ぜられていますが、何度も言いますがあくまでも小説であり、ビジネス書ではありません。

好き嫌いは分かれるかもしれないですが、私の場合は一気に読み進めることができました。
画像・イラスト一切なしで400ページとなかなか長編で読み応えあります。

登場人物も多く、時系列も入り乱れるので本が苦手な方は入門書としてはちょっと不向きかもしれませんが、いつものビジネス書の箸休めとしてはちょうど良いかと思います。

ここで言う7つのマーケティングクリエイションというメソッドが公開されていましたので転載しておきます。
このメソッドを見てなんぞや?と思うかもしれませんが、恐らく筆者独自のメソッドであり、ストーリーに寄せてあるので気になった方はぜひゴールデンウィークにでも読んでみてはいかがでしょうか。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう。

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新井 学@BizLinks|ほぼフルリモート経営

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