今日は私なりにピンチをチャンスに変える逆転の発想についてお話したいと思います。
新型コロナウィルスの流行から約2年が経ち、私たちの生活も一変しましたね。私の家の近所は繁華街から近く、コロナ後に撤退した店舗がたくさんあり、今尚テナントが埋まらず、シャッターの景色にも少し慣れてきました。2年という月日を感じさせます。
ある調査によると、新型コロナウィルスの影響で在宅・テレワーク勤務になったと答えた人が 77.9%となり、日中5割以上家にいる時間が増えたと答えた人が 65.1%というデータがあります。まさに巣ごもり状態。街の風景にも影響をもたらすわけです。
人流抑制で「会えない、行けない状態」が今も断続的に続いており、その前提での生活、働き方にシフトしていると感じています。ただ、オンライン化による弊害も出てきているのは事実で「コミュニケーションと効率化のバランス」がうまく取れないと、これからも企業は様々な課題に直面することになると思っています。
前置きが長くなりましたが、当社の影響について話します。ここ2年はコロナ禍の影響により、企業の働き方として「DX化」(デジタルトランスフォーメション)が追い風となり、今年1月から提供開始したオンラインアシスタントサービスを中心に、おかげ様で着実に成長を続けられております。
特に感じるのは、「訪問をしてほしい」というお客様からの要望の変化です。今年の初めくらいまでは稀にありましたが、ここ最近は全く聞かなくなりました。そもそもオンライン化を求めているお客様だからかもしれませんが、今年は見事に営業訪問ゼロを達成できました。
2020年の5月時点ではコロナがここまで長引くことはないだろうと思っていましたが、すぐに数年単位の大きな変革期となり、外発的ではありますが、「第二創業」の絶好のタイミングと思い、今までのやり方にとらわれず今後を見据えた経営資源の在り方について考え、大幅な見直しをしました。
今まで通り出社前提のオフィスで出社前提のスタッフを採用し、世の中のニーズに合わせたサービスを立ち上げていなかったら、この2年間で会社自体は今と大きく異なっていたと思います。
始まりこそピンチでしたが、すべてにおいて逆転の発想を取りました。
- 景気悪化で売れない → 利用したくなるサービスを作るチャンス
- スタッフが出社できない → フルリモート企業へ移行するチャンス
- 訪問営業ができない → デジタルマーケティング中心の営業へ移行するチャンス
- 経営資源の分散 → オフィス、管理業務のコスト見直しのチャンス
今回は100年に1度の危機と言われていますから、判断を中途半端にしないということを心掛けました。出社も営業も完全にフルリモートとし、その前提でオフィスや働く環境も整備しました。もう戻ることは考えていません。
今回はコロナ禍の影響でとった逆転の発想についてお話をしました。後編では今後を見据えてどのように視点を変えビジネスをしていくかお話しできればと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
では、また次回のブログでお会いしましょう。
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新井 学@BizLinks|ほぼフルリモート経営
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